2012年3月12日月曜日

3・11.14:46

震災から一年がたちました。
一年前のあの日は、忘れもしません。思い出旅行の前日でした。
金曜日だったので、早く帰宅した子ども達と過ごしていました。保育中だったこともあり、地震にさえ、気付きませんでした。
お迎えにきたお母さんから、さっきの地震で大変なことになってる…テレビを付けたら、信じられない光景が写っていました。車や家がおもちゃのように流されていました。テレビの右上の行方不明者の数がどんどん増えていきました。そして、それは、日本で起きている事でした。
そして、次の日の思い出旅行は、延期となりました。役員さん達と考えた苦渋の決断です。
あれから、一年。
今年も、無事、思い出旅行に行くことが出来ました。
日頃、自分のことしか考えていないようななんだか、バラバラな子ども達の様子が気になっていました。しかし、今回の旅行を通して、気付かされたことがたくさんありました。
ある子は、カバンの荷物をもたもたしている友達にすっと、手を出し手伝ってあげます。
ある子は、体調の悪い子を気遣い、「大丈夫か?ちょっと楽になった?」と言葉をかけます。
ある子は、並ぶのを嫌がる子に、「みんなで、並んで乗るのも楽しいよ」と声をかけます。
ある子は、自分もやりたかったことを、「んじゃ、いいよ」と、友達に譲ってあげていました。
どの子も、思いやりを持って、友達に接してしました。まだまだ書ききれないくらいの優しさがたくさんありました。にこにこの子ども達は、ちゃんとみんな、つながっていました。そんな光景を見る度に成長を感じ嬉しく思えました。
子ども達のそんな姿を見て、こんな小さなところから絆が出来て広がっていくのを間近に感じ、本当に嬉しく、そんな子ども達を誇りに思いました。
復興には、まだまだ時間がかかると思います。それには、まず、人と人とのつながり、思いやる心、力を合わせることからはじまると思います。
そして、にこにこの子ども達には、これからもこのつながりを大切に思いやりを持って、みんなで助け合って大きくなってほしいなと思いました。

1 件のコメント:

  1. かんがるー2012年3月14日 8:43

    形あるものは、流されても、目に見えないものを
    大事にして頑張っているんでしょうね。
    自分だったら立ち直れないだろうと思います[涙/]
    何をおいても、復興を最優先してほしいものです。
    学童で過ごす時間も残りわずか・・・

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